赤字になったらコレを勉強しろ!MQ会計を勉強して #67

私は小売業者です。
仕入れを行い、販売して利益を得て会社を経営しています。

簡単な話、例えばバッグ1つを1000円で売ったとします。
これをPriceの「P」売価と言います。
Pの中にVariableのV(原価)とMarginのM(粗利)が出来ます。
P=V+Mという式が成り立ちます。

P=バッグの売価=1000円
これを中国から300円で仕入れたとしましょう。
そうするとV=300でM=700円になります。

このバッグを5つ売ったとします。
個数はQuantityの「Q」で表します。
そうするとPQ=(VQ)+(MQ)が成り立ちます。 PQ(売上高)=VQ(売上原価)+MQ(粗利総額) 10005=(3005)+(7005)

そしてMQの中にFixedCostのF(固定費)とGainのG(利益)があります。
つまり、経営とはGを最大化させる仕事を行うという事です。

さて、バッグを5つ売るという事を書きましたがこの単純なサイクルを
しっかりと着実に回していくように努力しましょう。

結論から書くとGを最大化するためにはPの売上の数値を高く設定すると良いです。
会社を操縦するためには4つの箇所を操作します。

1.P:売価
2.V:原価
3.Q:個数
4.FC:固定費

この中でGを高めるのに効果が高いのはPです。
逆に一番低いのがFCの固定費です。

さて、固定費が一番効果が薄いので後回しのように考えがちですがどうでしょうか?
Pを変更するのは正直すぐに変えられると思います。
ものの数秒です。
ただ、購入してくださるお客様の人数「Q」が減ってしまうのでは無いか心配ではないでしょうか?

そのため、商品の価値を高めてより良い商品にした上で売価を値上げしたりするのが経営努力だと思います。
私は魅力的なカラバリ商品を作ったり撮影に注力して競合よりも良い写真を掲載するようにしました。

その後、売上も上がり経営が安定してきました。
その上で固定費の削減に目を向けました。

サブスクリプションや高価なプランを見直して徹底的に断捨離を敢行しました。
最初はこれを解約すると売上が落ちるんじゃないかと心配しましたがどんどん解約していきました。
最終的には保険の見直しなども行い、トータル月6万円、年間72万円の削減に理論上は成功しました。

不思議とそういう事を行っていると不要だった縁も無くなったりして断捨離して良かったと思ったりします。
運気が変わると思考も変わる、行動が変わり、結果が変わる。
このような好循環に変わって来ている実感があります。
今までの人生では感じた事がないような経営の安心感を掴めそうな気がします。
まだ、今期が始まって2ヶ月弱なのでなんとも言えないですが、今はそういう気持ちがしています。

話しを戻しますが、このFC固定費を削減して本当に軽くします。
そうするとMQ粗利総額=FC固定費+G利益なのでG=MQ-FCになりGが大きくなる事がわかります。

文字で書くとわかりにくいので表やグラフなどで何度も見返すと理解度が深まるでしょう。
そして損益分岐点売上高を算出します。

方程式としては損益分岐点売上高=0=FC固定費+MQ粗利総額になります。
ここでは損益分岐点売上高を「0」とします。
MQを加算させて固定費と同額になったところが損益分岐点売上高になります。

これを毎日付けていくと日次決算が可能になります。
少なくとも月次で付けていけば何日後に損益分岐点売上高を向かえて利益が出るというのが分かります。
毎日毎日、毎月毎月決算を出して細かく数値を見る。
そんな経営の研究を行っていたら、赤字になる事はあるでしょうか?

何でも1つずつクリアしていく、一歩一歩の積み重ね。良い言葉ですね。
精進しましょう。

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