他の商品と差別化するために写真撮影を行いましょう!
まずは失敗例から伝えておきます。
自社のスタッフと知り合いのモデルを昔やっていたとかいう人に商品のワンピースやバッグをもって撮影する方法。
一眼レフカメラを購入し近くの公園や空き地で撮影を行いました。
ただただ、大変でした。
良い写真とは程遠い、素人感がめちゃくちゃ出てしまう写真になりました。
→反省点。写真カメラマンは必ずプロに任せよう。モデルも然り。
その2として物撮りとモデル撮影を丸投げで行ってくださる撮影業者さんがあります。
その業者さんはお抱えのカメラマンさんとお抱えのモデルさんがいて、イメージにあったモデルさんにオファーをかけてもらい撮影日を決めるという物です。
商品を事前に発送しておいて簡単な指示やポージングを依頼します。
そして撮影当日にzoomを使って朝の簡単な打ち合わせを行いて基本的に任せて撮影依頼をします。
私は撮影現場にはいきません。
そうすると及第点の写真が上がってきます。
クレームを付けられる訳でもなく、可もなく不可でもない、ただただパワーを感じにくい写真が上がってきます。
この写真素材を使って商品ページを作って行くわけですが、気持ちもあまり乗ってきません。
当然、売上もぐっと上がるようなページには仕上がらないんです。
物撮りだったら、基本的には良いと思うのですがファッション系でモデルさんに着用してもらう場合は必ず行った方が良いです。
モデルさんも依頼主がいる撮影会と不在ではモチベーションが変わってきてそこに宿る力みたいな物が半減します。
ずっと使うページなので出来れば自分が満足の行く物に仕上げたい物です。
時間をかけて情熱を注いで、0から10まで所作を指示できるような、そんな細部まで行き届いた物が良いです。
少なからず、素人の自分が手掛けるんだったら考える時間はプロの10倍は使わないと行けないと思います。
撮影は5時間くらいの物でもその時間にかける準備期間は50時間ではきかないと思います。
撮影をするにしても、何を考えてどうこうどうすれば良いか分からない。
そんなところから私は始まりました。
まず、今の自分のページの把握です。
次に、理想とする競合他社のページを抜き出します。
どんな写真が最低でも必要か洗い出します。
スクショを撮って上から順番に並べていきます、
ここで、私なりの考え方ですが、良いページは必ずしも同じカテゴリでなくても良いという事です。
どういう事かというと、商品のレベルが各カテゴリによって違うわけです。
例えば、化粧品などはEC業界では激戦区だと思います。
失礼ですが、成分は基本的に水分です。
差別化するために芸能人やパッケージに力を注ぐ訳です。
そうするとレベルの高いページや写真ができあがるという流れです。
そこで「良いページは必ずしも同じカテゴリでなくても良い」という事に戻ります。
レベルの高い人が作ったページをたくさん見てインスピレーションをもらう訳です。
自分の扱っている商品にもしこのディレクターが加わったらどんな写真に仕上げるか?
またはその世界にうちの商品を入れ込むとどうか?
そうイメージをする訳です。
その力を借りて商品ページを1ランクも2ランクも上げる事に成功すれば、競合他社よりもウンと良い物が作れます。
なので、初動が大切です。
その前の考え方や普段の過ごし方、先日記載したカラーバス効果を使って日々、自分の商品ページをどう活かすか?を考える。
ちょっとの時間でもインスピレーションが湧いたらメモや音声録音できる環境にしておく。
メモは必須です。
そういう事をコツコツ積み上げていく。
一度、組み上がった世界観が出来たら纏めてみましょう。
たくさん取ったスクショと自分が日々考えている世界、文章。これらをひとまとめにして考えてみる。
そうすると、もっとこうした方が良いといった考えが更により一層深まります。
そういう事を繰り返し人にも途中聞いてもらったりしながらアイディアを膨らまします。
最終的に以下のような事を加味します。
・ペルソナがどのようなカットをほしいと思っているか?
・コンセプトは何か?
・メリット、デメリットを明確にわかるカットはどのようなものか?
・ベネフィットをどう伝えるか?
・低レビューをどうプラスの意見に転換出来ないか?
こられを網羅的に出来て写真・撮影が整ったらいざ撮影に進みます。
・まず予算をざっくりと決めます。これが決まると以下の内容を予算枠内で決められるようになります。(相場を知っておきましょう。)
・モデルさんはどう選定するか?→インスタでイメージにあった方にコンタクトをとりましょう。
・動画は撮るか?→検討しましょう。動画カメラマンが必要になります。
・カメラマンはどう手配をするか?→必ず必要になります。ポートフォリオを見てテーストがあっている人。フィーリングが合う人を選びましょう。
・どこで撮影をするか?→撮影スタジオを使いましょう。時間貸しで使えます。そして必ず、撮影現場に自分が立ち会いましょう。
資料を作ります。
無理のない時間を割り当てて撮影内容の共有と時間把握を相違が無いように行いましょう。
・時間割の作成。
・工程表の作成。
・スタッフとの打ち合わせ、調整。
・どれをやるにも0から考えて作り込んでいく必要があります。
これだけの作業だけで50時間では足りないと思いますが最低限でもこれくらいは考える必要があります。
カメラマンやモデルさんは自分とは比べ物にならないくらい現場の経験をされています。
というか、毎日やっています。
それを私達のようにEC販売している業者がその一日かけて来る訳ですが入念に入念に用意をする必要があります。
熱意を伝えないと自分のいる意味がありません。
これだと先ほどの業者におまかせコースの及第点写真が出来てしまいます。
起業家の経営者の熱い熱い熱意をこれでもかというくらいアピールしましょう。
何度も繰り返し繰り返し同じ事を伝えましょう。
それでようやく相手に伝わると思って間違いないです。
では、そうやって大切に大切に撮影した写真をどのように扱うかを次回書きましょう。
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